ご挨拶

当社は、1952年の創立以来東京駅を中心とした商業デベロッパーとして、東京駅の価値向上のためにたゆまぬ挑戦を続けております。

2007年10月に開業した「GRANSTA」は、エキナカ商業施設として多くのお客さまに支えられ発展してまいりました。

和洋中の多様な品揃えの弁当、惣菜によりお客さまに選ぶ楽しみをご提供し、和洋菓子、アルコール等の嗜好品ではお手軽な商品から高級ブランドまでの広がり感を演出、また、飲食はエキナカの限られたスペースながら良質な味を堪能できるお店も配置しました。エキナカの潜在的なニーズを掘り起こし、ステーションコンシェルジュ、外貨両替所、ATM、クロークなど、広範なサービスの提供を進めております。

2017年8月には丸の内地下開発の全体開業により、コスメ、生活雑貨に加え、広々とした空間でゆったり食事を楽しめる大型レストランなど改札外の「GRANSTA丸の内」を加えるなど、GRANSTAは進化を続けています。「広がる東京駅時間」をコンセプトとしたこの開発において、東京駅の新しい時間の過ごし方をお客さまに提案いたしました。更に広がったエリアにおいて、東京駅の価値がますます向上していくことを目指しております。続けて2020年のオリンピック・パラリンピック開催前の完成を目指す北通路エリアの開発においては2018年1月から2月にかけて先行開業の3ショップがオープンいたしました。当面、これらの工事支障により、お客さまにご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

一方、東京駅を囲むエリアにおいても、北部側では、黒塀横丁、キッチンストリート、北町ダイニングにおいて多種多様な飲食店を主軸とした店舗を運営しております。八重洲側では「GRANROOF」の施設内、並びにサウスタワー、PCPビル内の「GranAge」などの営業を行っております。丸の内南側では、2013年3月に旧東京中央郵便局の建物を一部保存・再生した「JP TOWER」ビルに開業した「KITTE」内の地下1階に「KITTE GRANCHÉ」を出店するなど、東京駅のエキナカ商業施設と連携した丸の内エリアの活性化を図っております。

JR東日本グループでは、地域との連携を強化し、地元と共に知恵を絞る「共創」戦略のもと、鉄道ネットワークの特性及び首都圏での販路をもつメリットを活かしながら地域活性化を進めております。

当社におきましては地域活性化の専門部署を中心に、JR東日本やグループ会社、自治体、地元生産者などとの連携を強化し、長年にわたり東京駅で商業施設を運営してきたノウハウ、駅の情報発信力を活かした地域活性化につながる施策に取り組んでおります。

2013年に「東京ステーションシティ運営協議会」が発足し、当社はその会員として東京駅と周辺エリアの魅力を最大限に引き出し、価値を継続的に高めていく活動を行っております。社内に「ステーションシティマネジメント室」を設置し、賑い創出・情報発信・環境整備等、顧客サービス向上施策等において中心的な役割を果たしております。また、周辺エリアの企業や自治体等とも連携した施策を通じ、東京駅を中心とした街づくりを推進しております。

東京駅は1914年(大正3年)に開業し、2014年には開業100周年を迎えました。近年のインバウンド旅行者の増加を踏まえ、訪日外国人向けの案内、免税サービス等をますます充実させ、世界に開かれた東京駅の空間づくりに寄与してまいります。

今後も、鉄道ネットワークの整備、周辺エリアの開発進捗等東京駅の環境変化に呼応することで、街づくりに貢献し駅の魅力を最大限に引き出すことに取り組んでまいります。引き続きご理解、ご協力をお願い申し上げます。

代表取締役社長 平野 邦彦